それぞれのサービスで作成される成果物は、今後お客様が私たち以外のソフト会社とご契約され、システムを開発される場合においても必要な資料となります。
(資料が揃っている場合と、揃っていない場合とではソフト会社からの見積書・提案書にも影響します。)
1.現状調査
現状の業務を調査し可視化するための資料を作成します。
1.1.業務の体系化
各部門責任者・担当者の方から、ご自分が担当している業務・作業内容を調査し、業務を体系化します。
・業務の棚卸しから開始し、大分類・中分類に体系化します。
・同時に組織体系もご確認します。
1.2.取り扱い品目またはサービス毎の手続の確認
主な取扱品目とサービスにたいして、業務(大分類)別に以下項目を確認します。
・誰が
・何を以て
・誰に
・何時
・何をしているのか
1.3.現在運用している書類(資料、伝票、情報、メモ等)についての確認
収集した書類毎に「利用目的・用途」などを定義していきます。
1.4.現行業務フロー図
お客様にて希望される業務にフォーカスし、現行業務フロー図を作成します。
業務の繋がり・連携が複雑であり、文書だけでは理解し難い場合などは、特定業務にフォーカスし作成することをお勧めしています。
過去の経験でお客様からのご要望としては以下のようなものがあります。
「自社の問題点・課題点・リスクなど、業務の繋がりと連携から特定したい。」
「社内の業務マニュアルとして整備し活用したい。」
「社内の部門単位でデジタル化やプロセスの見直しに着手することからDX推進を始めたい。そのために有効な資料を整備し共有したい。」
1.5.現行業務システム一覧表
必要の都度、お客様からご提示して頂く資料となります。
(必要な項目)
・業務名称(またはプログラム名)
・利用目的・用途
・機能概要
・利用部門、利用タイミング
2.要件確認
現在抱えている問題・課題と対策を要件定義書として作成します。
必要な場合は、カストマイズ提案書(基本設計書)、質問書を作成します。
2.1.現在抱えている問題、課題の特定
各部門担当者の方から、現在抱えている問題・課題と希望する改善内容をご確認します。
・希望する改善内容
・改善できない理由 ※問題・課題が業務手続などに関する場合
注)問題・課題が特定の業務システムに類する場合は、それらの仕様についてもご確認します。
2.2.業務手続等に関する問題・課題の精査
希望する改善内容、改善できない理由を精査します。
・社内の設備に関する課題
・複数部門に渡る業務手続上の課題
・取引先に関する課題
・(社内の人間関係に関する課題)
2.3.業務システムに関する問題・課題の精査
これらの問題・課題と、希望する改善内容を精査し、現在のソフト会社に対してカストマイズの提案書と質問書を作成します。
①カストマイズ提案書と質問書の作成
②カストマイズ提案書と質問書に対する回答を受領
・カストマイズ内容の正否と理由および代替手段
・質問書の回答
・概算工数と金額
③ソフト会社からの回答を評価し、必要ならば本精査を繰り返します。
2.4.全体評価
全体を俯瞰し評価します。
・効率性、連携性、適合性
・DX推進の度合いと可能性
3.その他のご相談について
まずは「お気軽に」お問い合わせください。
( 以下、例をご紹介いたします。)
・ソフト会社からの提案書・見積書の妥当性、将来性を評価してほしい。
・ソフト会社からの提案書に対して質問すべきことがないか確認してほしい。
・ソフト会社からのスケジュール表の作業項目・工数等の妥当性を検証してほしい。
・現在のシステムに機能を追加したいが、内容をうまく資料にまとめたい。
・現在のシステムで作成されている情報を加工し、社内で共有したい。
・取引先との契約書類(特にNDAなど)を確認し是正すべき箇所がないか確認してほしい。